医療技術

STAP論文 分子生物学会も撤回要請 学位論文のコピペ疑惑も

 「STAP細胞」論文について、日本分子生物学会(理事長 大隅典子東北大教授)は11日、「多くの作為的改変は、単純ミスの可能性を遥かに超えている」などとして、論文の撤回・再投稿を含む迅速かつ適切な対応を求める声明を発表した。

 

 同声明では、今回の論文について、データ自体に多くの瑕疵(かし)があり、科学的事実に基づき十分に担保されているとは言えないとし、論文発表後に公開した実験方法の詳細についても、「むしろ新たな疑義を生じるもの」としている。

 

 こうしたことを踏まえて、同学会では理化学研究所に対し、撤回・再投稿などを含む迅速かつ適切な対応を求めるとともに、公正性が疑われるような事態を招いた原因に対する詳細な検証と報告も要求している。

 

 一方、今回の論文の主著者である理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが博士号を取得するために早稲田大学に提出した学位論文について、冒頭約20ページ分が、米国立衛生研究所(NIH)のサイトの文章とほぼ同じであることが報じられている。

 

 同部分は幹細胞研究の意義や背景を説明している、いわば「前フリ」の部分で、研究自体の本論ではないが、文章が酷似していることから「コピペ(コピー&ペースト)」の疑念が浮上している。

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