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A型肝炎が急増!3月中旬までに昨年の患者数上回る

   A型肝炎の患者が今年に入って急増している。3月中旬までに報告された患者数は177人と、既に昨年の年間報告数を突破。高齢になるほど重症化する恐れがあり、国立感染症研究所は魚介類の生食などに注意するよう呼びかけている。


   A型肝炎は、A型肝炎ウイルスによって感染し、2〜7週間の潜伏期間を経て発熱や嘔吐、全身の倦怠感などの症状を起こす。慢性化することはなく、通常は1〜2ヶ月で回復するが、まれに劇症化して死に至るケースもある。


   同研究所によると、A型肝炎の患者数は近年、週に数人程度だったが、今年1月下旬から増え始め、第9週(2月24日〜3月2日)には50人を突破。3月13日までに177人を数え、昨年の128人や一昨年の157人をわずか2ヶ月余りで上回った。


   患者の報告は28都府県からあり、多かったのは鹿児島県21人、大阪府と福岡県がそれぞれ20人、宮城県15人など。年齢別では60代が最多で27%を占め、50代が21%で続いた。


   感染経路は飲食が8割強で、中でも「生ガキを食べた」ケースが多かった。大半は国内で感染したとみられるが、カンボジアやフィリピン、パキスタンなど海外で感染した人も13人いたという。


   A型肝炎の全体の致死率は0.1%以下だが、50歳以上になると2.7%に上昇する。同研究所の調査では、現在の55歳未満はほぼ免疫がなく、今後、高齢化に伴って患者が増えると懸念されている。

 

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