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実用性も十分「防災地図&防災ドラマコンテスト」結果発表 防災科研

 独立行政法人防災科学技術研究所は23日、東京国際フォーラムで、地域ならではの防災マップ作りを競う『e防災マップコンテスト』と、行政などが想定している素材(ハザードマップなど)を使って防災ドラマを作る『防災ラジオドラマコンテスト』の表彰式を開催した。

 

 両コンテストはどちらも今回で3回目。『e防災マップコンテスト』で最優秀賞に選ばれたのは、七ヶ浜町社会福祉協議会(宮城県)が作成したもの。これは実際の仮設住宅の見守り活動でも活用されている地図で、地域内の福祉関係者やボランティアとの協働を実践できる点が高く評価されて入賞となった。

 

 『地域発防災ラジオドラマコンテスト』の最優秀賞には、伊勢湾台風並みの高潮災害を想定したドラマを作成した、星崎学区連絡協議会(愛知県名古屋市)の作品が選ばれた。
 ドラマ部門に参加した都内の私立中学の放送部のコーチは、「2年前に、震度7の地震で学校から生徒が帰れなくなったという想定の作品を作ったときには、学校中が“あり得ない”という反応だったが、東日本大震災が起きて現実のものとなった」とコメント。平常時から調査・取材をして想像力をふくらませておくことの大切さを訴えた。

 

 主催側は「こうした作品を作るには、自治体が所有しているハザードマップや被害想定図、地域の社会状況がわかるような社会統計が、デジタルデータなどで公開される必要性がある」として、今後も行政のオープンデータ化を呼びかけていく方針だ。
 防災コンテストは、13年度も開催される。

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