経済

中部電力が4年ぶりの黒字予想 4月からの値上げ幅は縮小

 中部電力は28日、今期(2015年3月期)について、4年ぶりに当期純利益が120億円の黒字(前期=2014年3月期は635億円の赤字)となる黒字転換の業績予想を発表した。同社では今年4月から電気料金を値上げするが、すでに値上げ幅の縮小が決定している。

 

 中部電力によると、2014年3月期の連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が606億円の赤字となるほか、経常利益でも926億円、当期純利益でも653億円の赤字を計上。個別決算でも営業利益が772億円、経常利益が1041億円、当期純利益が672億円の赤字となった。

 

 これに対し2015年3月期は、連結ベースで3兆900億円(前年比8.7%増)の売上に対して当期純利益は4年ぶりとなる120億円の黒字転換を見込んでおり、個別決算でも2兆8700億円の売上に対し、当期純利益70億円の黒字を予想している。

 

 中部電力では今期の黒字予想を、個人消費の増加や円安を背景にした輸出・生産の回復基調が売上に貢献したとする一方、浜岡原発の運転停止などによる厳しい状況は継続していると分析。今年4月からの電気料金値上げに踏み切る。

 

 ただし、その値上げ幅は今月19日に縮小されることが発表されており、家庭などに向けた規制部門が平均3.77%(19日以前は4.95%を予定)、自由化部門が平均7.21%(19日以前は8.44%を予定)となっている。

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