環境

スクーターは自動車の124倍も大気を汚染する

 世界の主要都市では2ストロークエンジンのスクーターによる排気ガスが大気汚染の主な原因として問題視されている。

 

 大都市の有害なスモッグの主な原因は乗用車、トラック、バイクなどの排気ガスに含まれる揮発性有機化合物(VOC)だが、欧州における2ストロークスクーターのVOC排出量が、他の種類の車両より平均124倍も多いとの報告が14日付の科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。

 

 そもそもの原因は、スクーターに対する排気ガス規制が他の車両より緩いことにある。

 

 スクーターによる排気ガス問題というと、中国の大都市をイメージしがちだが、実態は逆。

 

 中国では1990年代後半からスクーターに対する規制が実施されており、欧州始め他の国々の方がスクーターの排気ガス問題への対処は立ちおくれている。

 

 同報告では、2ストロークスクーターが全車両に占める台数の割合は比較的小さいが、タイ・バンコクのような都市では、沿道における一次有機エアロゾル量の60〜90%の原因になっていると指摘している。

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