東日本大震災

スペイン上院議長が石巻を訪問

 日本とスペインの交流400周年にちなみ、参議院の招待で来日していたピオ・ガルシア・エスクデロ・マルケス上院議長一行が28日、石巻市を訪れた。両国の交流のきっかけとなった、1613年の伊達藩の慶長遣欧使節団の記念館や、東日本大震災で被災した小学校を視察した。

 

 エスクデロ議長一行は、市役所で亀山紘市長から説明を受けた後、津波と火災で被災した門脇町を訪問。震災の犠牲者に花を手向け、被災の爪痕が残る門脇小学校に足を運んだ。

 

 続いて、400年前に伊達政宗が家臣・支倉常長ら約180人をスペインやローマに派遣した慶長遣欧使節団を記念展示してある宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」を見学した。

 

 使節団派遣の2年前の1611年、スペイン国王の答礼使セバスティアン・ビスカイノは、越喜来(大船渡市)の沖合で三陸慶長大津波に遭遇。その後、日本各地の沿岸部を測量した後、慶長遣欧使節団のサン・ファン・バウティスタ号に同乗して帰国を果たした。ビスカイノたちが見た当時の津波災害の様子は、「ビスカイノ金銀島探検報告」(1614年)に記されている。

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