外交

ベトナム漁船沈没 中国側は妨害行為と非難

 中国が石油掘削作業を開始した西沙諸島(パラセル諸島)近海で、ベトナム漁船と中国船が衝突、ベトナム船が転覆した事故で、中国外交部の秦剛報道官は27日に「ベトナムによる妨害・破壊活動」と非難した。

 

 同報道官は記者会見で、ベトナム漁船が中国の掘削作業を妨害するために立ち入り禁止区域の採掘現場に突入し、同海域で操業していた中国漁船の後部側舷に衝突、転覆したと説明。

 

 ベトナム側は力により通常の中国企業による掘削作業を妨害し危険な行為に及んでいると非難した上で、「中国の(同海域での)主権と支配権を尊重し、速やかに妨害・破壊活動を中止すべき」と改めて西沙諸島(パラセル諸島)の領有権を主張した。

 

 同海域は第二次大戦後、東部をベトナム共和国が西部を中国が実効支配していたが、1974年に中国軍とベトナム軍による武力衝突が発生、それにより中国軍の勢力下に置かれたが、現在に至るまで両国とも領有権を主張し続けている。

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