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遺伝子組換えウイルス未処理廃棄で大塚製薬に厳重注意

 文部科学省は11日、遺伝子組換え実験を行なったウイルスを死滅処理せずに廃棄したとして、大塚製薬(東京都千代田区)に再発防止を求めた厳重注意を行なったと発表した。

 

 これは、同社赤穂研究所で昨年9月から12月にかけて、遺伝子組換えバキュロウイルスを含む試薬を実験で使った際に、試験器具の一部や廃液を不活化処理(遺伝子組換え生物などを死滅させる処理)をせずに廃棄していたケースが5件確認され、5月8日に同社から文科省に連絡があったもの。

 

 バキュロウイルスは、チョウの幼虫やハチなどに感染し、致死性が高いが、ほ乳類などに対する病原性はないため、「生物農薬」として利用されていることものある。

 

 このバイオハザードまがいの「遺伝子組換え生物漏えい」の原因については、実験従事者の認識が不十分だったこととしているが、当該実験器具などは密封状態で廃棄物処理業者が回収、焼却処理されているため、外部の生物多様性への影響はないとみている。