気象

世界の異常気象速報 アフガニスタン北東部で「洪水」など10カ所

 気象庁が11日発表した全球異常気象監視速報によると、6月4日から6月11日の1週間に発生した世界の異常気象はアフガニスタン北東部で「洪水」など10件。


 6月4日~6月10日に発生した世界の異常気象・気象災害は以下のとおり。


【多雨】東北地方~東海地方の太平洋側
 東北地方~東海地方の太平洋側では、動きの遅い低気圧の影響を受け、栃木県の日光では、5日~10日の6日間降水量が381.0ミリだった。(6月の月降水量平年値は220.9ミリ)


【高温】北日本~東日本の日本海側・朝鮮半島周辺
 北日本~東日本の日本海側・朝鮮半島周辺では、暖かい高気圧に覆われ、先週に引き続き異常高温となった。
 北海道の旭川では、4日の平均気温が平年値より約9.8℃高い24.7℃となり、最高気温は平年値より約14.7℃高い35.9℃で、統計開始以来の高い記録の第2位だった。
 北海道日本海側では、4日に複数のアメダス地点で統計開始以来の最高気温を記録した。
 韓国の北西部の都市である水原では、6日~7日の日平均気温が平年値より約3℃高い23℃に達し、6日の最高気温は30℃に達した。


【多雨】中国大陸南部
 中国大陸南部では、低気圧や前線の影響を受けて、中国広西チワン族自治区の北海では、5日~10日の6日間降水量が270ミリに達した。(6月の月降水量平年値は237.9ミリ)
 中国雲南省の昆明では、5日~9日の5日間降水量が140ミリに達した。(6月の月降水量平年値は177.2ミリ)
 中国政府によると、中国大陸南部では、6月1日以降、洪水や地すべりなどで20人以上が死亡した。


【高温】フィリピン南部~インドネシア南部
 フィリピン南部~インドネシア南部では、平年よりも対流活動が不活発で、気温が上がりやすかったため、インドネシア南部スンバ島のワインガプーでは、4日~9日の日平均気温が平年値より約2℃高い28℃に達し、4日~8日の日最高気温は32℃に達した。


【高温】インド北西部及びその周辺
 インドの首都ニューデリーでは、7日と9日に日平均気温が平年値より約5℃高い38℃に達し、8日~10日の日最高気温は45℃に達した。


【高温】ヨーロッパ北部・中部
 ヨーロッパ北部・中部では、暖かい高気圧に覆われ、ロシア西部のサンクトペテルブルクでは、5日の平均気温が平年値より約11℃高い25℃に達し、6日の最高気温は31℃に達した。
 ノルウェー北部のトロムスでは、5日の平均気温が平年値より約9℃高い17℃に達し、最高気温は24℃に達した。
 チェコの首都プラハでは、9日~10日の日平均気温が平年値より約8℃高い25℃に達し、10日の最高気温は33℃に達した。


【洪水】アフガニスタン北東部
 国際連合人道問題調整事務所によると、アフガニスタン北東部では、洪水により70人以上が死亡した。


【低温】南アフリカ
 南アフリカでは、南からの寒気が入り、南アフリカ西部のスプリングボックでは、5日と10日の日平均気温が平年値より約8℃低い5℃を下回り、5日と9日の日最高気温は7℃に達しなかった。


【高温】ブラジル北部~南東部
 ブラジル北部~南東部では、平年よりも対流活動が不活発で、気温が上がりやすかったため、ブラジル北西部のコアリでは、4日~6日と8日の日平均気温が平年値より約4℃高い30℃に達し、6日~8日と10日の日最高気温が34℃に達した。


【多雨】パラグアイ中部~ブラジル南部
 パラグアイ中部~ブラジル南部では、低気圧や前線の影響を受け、パラグアイ中部のコンセプシオンでは、6日~8日の3日間降水量が120ミリに達した。(6月の月降水量平年値は53.2ミリ)
 ブラジル南部のイラティでは、7日と8日の日降水量が110ミリを超え、5日~8日の4日間降水量は290ミリに達した。(6月の月降水量平年値は93.9ミリ)
 ヨーロッパ委員会によると、ブラジル南部のパラナ州とサンタカタリナ州で洪水の被害が出た。

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