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中国軍機の異常接近「許しがたい行為」官房長官

 11日に東シナ海上空で、自衛隊機に中国軍の戦闘機が30メートルの至近距離まで異常接近した問題で、菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、「極めて遺憾であり許しがたい行為」と中国側を強く非難した。

 

 同会見で菅官房長官は「中国軍による自衛隊への近接飛行については先月24日にも発生したばかりで、その際には外交ルートを通じて中国側に厳重な抗議と再発防止を求めているにも関わらず今回同様な事案が発生したことは、極めて遺憾であり許しがたい行為」と強い口調で批判。

 

 政府の対応については、「わが国周辺海・空域における偶発的事故の発生につながりかねない非常に危険な行為であって、こうした行為が再度発生したことについて中国側に改めて厳重に抗議し、再発防止について強く求めているところ」と説明。

 

 さらに「日中の防衛当局間において海上での安全確保について話し合うことは極めて重要。不測の事態を回避・防止するためにも、引き続き海上連絡メカニズムを構築をすべく、中国側にさらに強く働きかけていきたい」との考えを示した。

 

 また中国外交部が、日本の抗議について「日本側の指摘は事実に反する」などと反論したことについても、事実関係についてデータ等の証拠を持っていることを示唆し、「中国側が主張する東シナ海防空識別区が(日本側の防空識別圏と)重複する空域において発生した事案であって、私ども発表したとおり。中国の批判は当たらないということ」と反論。

 

 一方で、今年11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて開催が取りざたされている日中首脳会談について、記者から「対話の環境としてはどう思うか?」と質問されたのに対しては、「日本の立場は明らかで、常に対話のドアは開いている中で、こうした問題があればこそ余計に話し合う必要があるだろうと思っている」と前向きな姿勢を示している。