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福島第一 深い地下水層まで汚染か トリチウム4700ベクレル検出

  東京電力は24日、福島第一原発1〜4号機の海側で、深さ25メートルの井戸から放射性トリチウムが検出され、地中深くまで汚染水がしみ込んでいる可能性が高まったと発表した。


  東電によると、原発敷地内の地下には水を通す「上部透水層」があり、さらにその下に「下部透水層」がある。


  下部透水層の水圧が上部より高いため、これまでは「汚染水が浸透する可能性は少ない」とされていたが、改めて調査したところ、下部の水圧が低くなっていることが判明。4日に採取した地下水から1リットルあたり4700ベクレルのトリチウムが検出されている。


  東電は原因について、護岸沿いを掘削している「海側遮水壁」の工事による影響を指摘。下部透水層を通じて汚染水が海に流出している可能性もあり、現在「調査中」という。


  1〜4号機の周囲では土壌を凍らせて建屋地下への地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」の造成が進んでいるが、深さ30メートルまで凍結管を埋める際に下部透水層に汚染が広がらないよう、東電は凍結管の穴の内側を防水カバーで覆う対策工事を行うとしている。