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だいち2号の初観測画像を公開 伊豆大島の土砂崩れ鮮明に JAXA

   宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、5月に打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち2号」が初めて撮影した伊豆大島や小笠原諸島・西之島などの画像を公開した。


   だいち2号は、昼夜や天候を問わず地表の画像を撮影できる新型レーダーを搭載。前身の「だいち」に比べて地上の物体を観測する能力は約3倍に向上し、災害時の状況把握や森林伐採の監視、オホーツクや北極・南極の海氷観測などへの活用が期待されている。


   今回、公表した画像は6月19〜21日に高度628キロから撮影したもので、立体的にカラー化した伊豆大島の画像からは、昨年10月の台風26号による大雨で起きた土砂崩れの跡が見え、山肌が露出して植生が回復していない様子がうかがえる。

 

   また、西之島は2月と6月に撮影した画像を比較。夜間に撮影しているが、噴煙を透過して地表を可視化した画像は鮮明で、噴火によって陸地面積が約0.67平方キロ拡大していることがわかる。


   ホームページではこの他にも、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)周辺の画像を過去のものと比較して見たり、ブラジル・アマゾンの森林が減少している画像を見たりできる。

 

   JAXAはだいち2号の性能試験を終えた後、8月中旬からは観測データの校正検証を行い、11月下旬から一般利用者へ画像の提供を始める予定という。