宇宙
Loading

3000光年彼方の「連星系」に”地球似”の惑星 阪大など発見

   地球から3000光年離れた「連星系」で、地球に似た軌道と質量を持つ惑星を見つけたと、阪大や名古屋大による国際研究グループが発表した。成果は4日(日本時間)、米科学誌「サイエンス」に掲載された。

   「連星系」は複数の恒星が互いの重力で引き合いながら、その重心のまわりを互いに回り合うもので、宇宙に存在する星の約半数は連星とされる。


   連星系での惑星探査は難しくあまり進んでいないが、研究グループは今回、ニュージーランドにある望遠鏡で、いて座方向にある2つの恒星から成る連星系を観測。恒星の前を惑星が通った時に、惑星の重力で光が増減する「重力マイクロレンズ現象」を捉えた。


   これは連星系の片方の恒星の周りを回っている惑星があることを示すもので、見つかった惑星の重さは地球の約2倍。恒星との距離は地球から太陽までとほぼ同じ1.4億キロで、恒星同士の距離が近い連星系で、これほど地球と似た惑星が発見されたのは初めてという。


   この惑星の温度はマイナス210℃程度で生命が存在するには冷たすぎるが、研究グループは「太陽のような主星であれば、生命や水が存在したかもしれない。連星系にも地球型惑星が見つかったことで、惑星探査の可能性が広がった」としている。