医療技術

絶滅したはずが…天然痘ウイルス 米の元研究施設で発見

   米疾病対策センター(CDC)は、絶滅した伝染病「天然痘」のウイルスが、ワシントン郊外のメリーランド州にある食品医薬品局の倉庫で発見されたと発表した。


   天然痘は長い間、死に至る病として恐れられていたが、ワクチンが普及し、世界保健機関(WHO)は1980年に根絶を宣言。ウイルスのサンプルを研究用として保管しているのは、CDCとロシアの研究所だけとされていた。


   ところが、食品医薬品局の研究室の職員が移転のため引っ越し準備をしていたところ、普段は使っていない倉庫で「天然痘」と書かれた複数の瓶を発見。中身の遺伝子を分析したところ、天然痘ウイルスとわかった。


   この研究室は元々、米国立衛生研究所の施設で、ウイルスは1950年代の研究用試料だったとみられる。CDCによると、瓶が開けられた形跡はなく、感染の心配はない。瓶が施設に残された経緯については連邦捜査局(FBI)が調べるという。

      

 

 あなたにオススメの記事