気象

エルニーニョ「夏ではなく秋に発生」と予測 気象庁

   気象庁は、この夏に5年ぶりに発生するとみていた「エルニーニョ現象」について、夏よりも「秋に発生する可能性が高くなった」と予測を修正した。


   「エルニーニョ現象」は、太平洋の赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で、海面水温が平年に比べて高くなる現象で、夏に発生すると、日本では冷夏になることが多い。逆に、海面水温が低くなる現象は「ラニーニャ現象」と呼ばれている。


   これらの現象は異常気象を引き起こすため、気象庁は毎月、今後の見通しについて速報を発表。今年は監視海域のペルー沖の海面水温の上昇などから、当初は「夏にエルニーニョ現象が発生する可能性が高い」と予測していた。


   ところが、6月中旬以降、赤道付近で強い東風が吹き、ペルー沖の冷たい海水が海面に上がったことなどから、海面水温の上昇が当初の予想より下方修正されたという。


今後、海面水温は夏の後半に平年値に近づき、秋から冬にかけて高まる見込み。気象庁は「夏にエルニーニョ現象が発生する可能性はこれまでより低くなり、秋に発生する可能性が高い」としている。

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