医療技術

ラーメン「山頭火」仙台一番町店で食中毒 黄色ブドウ球菌を検出

 仙台市は14日、日本全国や海外へ広くチェーン展開している人気ラーメン店「山頭火」の仙台一番町店で、7月2日に食事をした3名の客が下痢や腹痛などの食中毒症状を訴え、検査の結果、黄色ブドウ球菌が検出されたと発表した。

 

 同店は14日~15日の2日間を営業停止処分とされ(7日~14日までは営業自粛)、16日から再開する。

 

 仙台市によると、7月2日に市内の医療機関で受診した患者2名から「黄色ブドウ球菌が検出された」と青葉保健所に伝えられ、検査の結果、2名とも山頭火仙台一番町店で「とろ肉冷やしらーめん」を食べていたのを確認。食事から約2時間後に嘔吐や下痢などの症状を発していた。

 

 また14日には、別の利用客も7月2日に「とろ肉らーめん定食」を食べてから嘔吐や下痢などの諸症状が出て、同じく黄色ブドウ球菌が検出されたことも判明。

 

 青葉保健所では、発症者に共通する食品が同店提供のものであり、また店舗内から検出された黄色ブドウ球菌が患者の菌の型と一致したため、これを食中毒と断定し、同店を2日間の営業停止処分とした。

 

 今回の一件を受け山頭火では「7月9日に同保健所による衛生環境改善調査を終了いたしました。また、並行して従業員の衛生管理再教育を実施済みです」としており、「7月16日の営業再開に向け、食の安全確保により一層努める所存です」と語っている。

 

 なお、国立感染症研究所によると、黄色ブドウ球菌は食品中で増殖するとエンテロトキシンという毒素を出し、これを食べると、約3時間後に激しい嘔吐や腹痛、下痢を伴う急激な急性胃腸炎症状を発症するおそれがある。重症になると入院が必要だが、死亡するケースはほとんどなく、通常1日~2日間で治るという。

 あなたにオススメの記事