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北海道にカブトムシはいません! 道が野生化防止訴え

   北海道にもともと生息していなかったカブトムシが本州から持ち込まれ、道内で野生化しているとして、道は「捨てないで」と呼びかけるリーフレットを作り、警鐘を鳴らしている。


   北海道にとってカブトムシは本州以南に生息する「国内外来種」。道によると、古くは1936年に函館に近い大沼周辺で確認され、1970年代頃からペットとして持ち込まれたものが逃げたり、業者が捨てたりして道内に定着したという。


   オオクワガタなどは道内にもいるが、北海道産と本州以南では遺伝的に異なる可能性があり、交雑が進めば固有の遺伝子が失われる恐れも。カブトムシの分布域はすでに道内ほぼ全域に広がっており、道の外来種リストでは生態系への影響が最も懸念されるカテゴリーに分類されている。


   道は夏休みに合わせてリーフレットを作成し、「もともと北海道にいた生物のえさや住みかを奪う」「病気を広げる可能性がある」などと訴え、カブトムシを野外に捨てたり、逃がさないよう呼びかけている。