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ヘルパンギーナ拡大 東京など10都府県で”流行警報”レベルに

   子供がかかりやすい代表的な夏風邪の「ヘルパンギーナ」が大流行し、東京都など10都府県で「流行警報」の基準を上回っている。


   国立感染症研究所によると、全国約3000ヶ所の小児科から報告される週ごとの患者数は5月から徐々に増加。特に6月半ば以降は急激に増え、直近の第29週(7月14〜20日)では前週より4000人近く多い1万5547人だった。


   医療機関あたりの患者数は4.94人。都道府県別では、東京都が9.92人と突出しており、過去10年で最多。国の定める警報基準(医療機関あたり6.00人)を大幅に超え、東京都は17日に流行警報を発令している。


   警報基準を超えたのは他に、山梨県(8.63人)、大阪府(8.44人)、滋賀県(8.22人)、鳥取県(8.16人)、神奈川県(8.00人)、兵庫県(7.32人)、埼玉県(7.09人)、三重県(6.62人)、奈良県(6.26人)の計10都府県。前週の4都府県より大きく増えた。


   ヘルパンギーナはエンテロウイルスによる感染症で、患者の9割を5歳以下の子供が占める。2〜7日の潜伏期間を経て突然38度以上の高熱が出たり、口の中に水ぶくれができ、多くは1週間程度で治るが、脱水症状やまれに髄膜炎、心筋炎を引き起こすことがあり、注意が必要だ。


   特効薬はなく、治療は症状をやわらげる対処療法のみ。咳やくしゃみを吸い込んだり、水ぶくれや便についたウイルスが手を介して感染することから、東京都などは予防策として、こまめな手洗いやタオルの共用を避けるなどの対策を呼びかけている。

   

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