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エボラ出血熱 死者1000人近くに…WHOが緊急事態宣言

   死者が1000人近くに上り、西アフリカで過去最悪の流行となっているエボラ出血熱について、世界保健機関(WHO)は「国際的な公衆衛生上の緊急事態」だと宣言した。


   WHOによると、エボラ出血熱は現在、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4ヶ国に拡大。6日までに1779人が感染し、961人が死亡している。


   エボラ出血熱は1976年にコンゴ共和国で初めて確認され、当時280人が死亡。これまでに34回の流行を繰り返してきたが、1995年の254人、2000年の224人など、過去の流行における死者数と比較しても今回の感染拡大は異常事態だ。


   WHOは2日間の緊急会議を開いた後、8日に声明を発表。エボラウイルスの毒性や流行地域の密集したコミュニティー、脆弱な医療システムなどを考えると、「さらなる感染拡大で極めて深刻な影響が予想される」と危惧し、「世界的拡大を食い止めるには国際社会の一致団結した対応を不可欠」と協力を求めた。

   

   エボラ出血熱は治療薬やワクチンがないが、WHOは今回の流行を受け、実験段階にある薬剤を患者に投与することを検討するとしている。

 

    

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