医療技術

冷やしキュウリ集団食中毒 過去最多の478人発症

   静岡市の安倍川花火大会で冷やしキュウリを食べた人から腸管出血性大腸菌O157が検出された問題で、市は12日、発症者が478人に上ったと発表した。過去10年で最大規模の集団食中毒という。


   安倍川花火大会は7月26日夜に開催。翌27日以降、下痢や発熱などの症状を訴える人が日に日に増え、8月9日の段階で発症者が449人となり、これまで最多だった2007年5月の西東京市の445人を上回った。


   発症のピークは超えたとみられるものの、12日午後3時現在、発症者は478人に上っており、うち115人が入院。腎不全などを伴う重い合併症「溶血性尿毒症症候群(HUS)」の患者も5人となっている。


   市は「感染から3〜8日後に症状が出ることもある」として、キュウリを食べた人に対し、症状があれば医療機関を受診するよう指摘。無症状でも菌を保有している恐れがあるため、プールや公衆浴場の利用は避け、トイレの便座を使用後に消毒するなど感染拡大の防止も呼びかけている。


   なお、感染源については、調理担当者からO157が検出されたが、冷やしキュウリも食べており、元から保菌していたか、食べて感染したかは不明。キュウリは完売し、調理器具からもO157は出ていないことから、感染ルートの特定は難しいという。

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