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病院での携帯使用OK 電波環境協議会が新指針

   病院内で原則禁止されてきた携帯電話の使用について、総務省や有識者でつくる電波環境協議会は19日、手術室や集中治療室(ICU)以外では電源を切らずに使用してもいいとする新たな指針を公表した。


   1997年に策定された従来の指針では、携帯電話の電波による医療機器への影響を懸念し、病院内では電源を切るよう定めていた。


   しかし、医療機器や携帯電話の性能が向上し、総務省は昨年1月、心臓ペースメーカーと携帯電話との距離を22センチから15センチに緩和する指針を公表。同協議会も「患者や面会者の利便性や生活の質の向上に大きな効果が見込まれる」として、全面的な見直しを決めた。


   新指針では、医療機器から目安として約1メートル離して使うことやマナーに配慮することを条件に、待合室や病室、食堂などで通話やメール、インターネットが原則可能になる。ただ、診察室では診察の妨げとなるので、通話は禁止される。


   また、医療機器の多い手術室やICU、検査室では電波の影響が出た場合のリスクが大きいとして、従来通り使用は原則禁止。電源を切ることが求められる。


   今後は新指針に基づき、各医療機関が実際のルールを定めることになる。同協議会は「患者や面会者の携帯電話の使用は可能な限り認められることが望ましい。各機関の医療機器や施設の状況に応じて、適切にルールを設定してほしい」としている。

   

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