医療技術

エボラで医療関係者160人感染80人死亡 人材枯渇の危機

 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は、西アフリカでのエボラ出血熱の蔓延に対応していた医療関係者約160人がエボラ出血熱に感染して80人以上が死亡したことを明らかにし、医療者が身の危険を感じて派遣を断るようになると病院閉鎖もやむを得ない状況との危機感を表明した。

 

 これは米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン電子版」にチャン事務局長が20日投稿した報告による。

 

 この中でチャン事務局長は、ギニア、リベリア、シエラレオネの大統領と会談し、最優先の願いとして医療スタッフの増員を求められたが、派遣されるスタッフは高温の中、言葉の壁のある患者を治療しなければならないという難しさがあるうえ、70人を扱う規模の医療施設では最低250人のスタッフが必要として、質・量の両面での困難さを示唆している。

 

 またチャン事務局長は同報告で、「WHOが十分な医療スタッフをそろえることは困難になってきている」と危機感をあらわにしている。

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