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「急がば回れ」信号機のない環状交差点の運用を本格開始

 信号のない環状の交差点を右回り徐行することで、交差点への進入速度が抑えられて、事故の発生件数が減ると期待されている「環状交差点」、通称「ラウンドアバウト」が9月1日から全国で本格的に運用を開始した。

 

 環状交差点は中央に植え込みや建造物があるドーナツ型の交差点で、これまで地域ごとにさまざまな標識があって分かりにくかったため、昨年(2013年)道路交通法を改正して、規定と標識を統一した。

 

 環状交差店内では、左折で進入し、時計回りで徐行、進入する時には交差点内を先に通行している車両が優先される仕組み。初日の今日は、東京や大阪、長野など7都府県15カ所が全国に先駆けて本格的な運用を開始し、警察官らがドライバーにチラシなどを配って注意を呼びかけた。

 

 警察庁によると、今年度中に宮城県の19カ所をはじめ石川県や宮崎県など、全国でさらに34カ所が環状交差点の運用を開始する予定。環状交差点の導入をめぐっては、信号待ちの時間が無くなり、二酸化炭素の排出量が減ることが期待されているほか、災害時には信号故障の混乱を回避できる利点が指摘されている。