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世界の自殺者80万人 日本は高所得国で4位 WHO報告

 9月10日の「世界自殺予防デー」を前に、世界保健機関(WHO)は2012年の1年間に全世界で自殺した人の推定数は80万4000人にのぼるという報告書を公表し、日本では人口10万人あたりの自殺率が18.5人と、世界平均を上回り、高所得国のなかでも4番目に多いことがわかった。

 

 WHOでは、2012年に全世界で自殺した死亡者数を、人口10万人あたりに換算すると平均して11.4人(男性15.0人、女性8.0人)になるとして、加盟国172カ国の自殺率を分析。

 

 その結果、自殺率が最も高かったのは南米のガイアナで44.2人、北朝鮮が38.5人、韓国が28.9人と続くなか、日本は18.5人と全体では18番目だったが、高所得国のなかで比べると、韓国、リトアニア、ロシアに次いで4番目に多い。

 

 年代別にみると、自殺率は男女ともに70歳以上が最も高く、15歳から29歳までの若年層では交通事故に次いで2番目の死因となっている。男女比については、高所得国では男性の自殺率は女性の3倍高いが、低所得国になると、この差が縮まることがわかった。

 

 WHOでは、自殺の原因となる精神疾患や自殺未遂の経験者への対策が急務であるとして、政府や医療保健の専門家だけでなく、教育や司法、メディアなど社会全体で自殺予防に取り組むべきだと訴えている。

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