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世界で広がる子どもへの暴力 ユニセフが初の報告書

 ユニセフ(国連児童基金)は、世界の子どもに対するさまざまな暴力についての初めての報告書をまとめ、多くの子どもが殺人や暴力の犠牲になったり、日常的にいじめや体罰を受けている現状について、各国に予防のための対策を求めた。

 

 世界190カ国の現状を分析した報告書では、紛争地を除く世界の殺人事件の被害者のうち、5人に1人が20歳未満の子どもや若者で、2012年にはその数は9万5000人にのぼるほか、20歳未満の女子の10人に1人が性行為を強制されたり、性的な暴力を受けた経験があるとされる。

 

 また、13歳から15歳までの子どもの3人に1人以上が学校で日常的ないじめに遭っている。

 

 30カ国のデータによれば、身体的・性的な虐待に遭った15歳から19歳までの7割が、周囲に一度も助けを求めたことが無かったばかりか、多くが虐待を受けている問題意識すら持っていなかったと報告されていて、ユニセフでは家庭や社会、教育機関だけでなく、社会全体で行動を起こす必要があるとして、子どもの保護に取り組むよう訴えた。


 ユニセフでは来年、国連が定める新たな開発目標の1つに子どもの保護が盛り込まれるよう働きかけを進める方針。

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