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WMO 2013年は温室効果ガスの平均濃度が過去最高

 気象情報を専門に扱う世界気象機関(WMO)は9日、2013年に地球上で観測された温室効果ガスに関する報告書をまとめ、2013年は二酸化炭素の平均濃度が観測史上最も高くなったと公表した。

 

 報告書によると、地球温暖化の原因となる温室効果ガスのうち、昨年一年間に世界各地で観測された二酸化炭素の平均濃度は396ppmと、観測を始めた1984年以来毎年増加していて、最も高い数値になった。

 

 また、二酸化炭素の20倍もの温室効果があると言われるメタンガスについても、緩やかに増加していて過去最高の1824ppm。さらに、光化学スモッグや酸性雨に関係し、オゾン層破壊に影響する一酸化窒素も、325.9ppmと過去最高値を更新した。

 

 WMOは、2100年までの気温の上昇を1度程度に押さえるためには、温室効果ガスの排出量を現在の80パーセント程度に削減する必要があると警告。さらに、大気中に放出された二酸化炭素が海に溶け続けているため、海洋の酸性化が世界的に進行していることから、海洋の生態系に影響が出る懸念も指摘している。