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福島原発事故「吉田調書」を公開 内閣官房HPで

 政府は11日午後、東京電力福島第一原発事故をめぐって、政府事故調査・検証委員会(政府事故調)が、故・吉田昌郎元所長から聴取した記録、いわゆる「吉田調書」を内閣官房のホームページで公開した。

 

 政府は当初、公表を望まないとする吉田氏の上申書を踏まえて非公開の立場を取っていたが、方針を転換。その理由について、菅義偉官房長官は11日午後の記者会見で、「断片的に取り上げられた記事が複数の新聞に掲載されて、一人歩きするという本人の懸念が顕在化しており、このまま非公開を続けることでかえって本人の遺志に反する結果となる」と述べた。

 

 菅官房長官は、吉田氏の遺族に対しては、「働きかけをして、最終的には政府の判断で公表に踏み切った」と語った。

 

 政府は吉田氏のほかにも、民主党の菅直人元首相や細野豪志元原発事故担当相ら18人のヒアリング記録についても同時に公開した。

 

 また、政府事故調が実施した約770人の聴取結果の公表についても当事者への意向確認を進めており、同意が得られれば順次、内閣官房のホームページ上で公開する方針。

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