環境

北米の野鳥 温暖化の影響で今世紀末まで半数が絶滅か

 世界最大規模の鳥類保護組織、全米オーデュボン協会は、地球温暖化がこのまま進むと、今世紀末までに北米に生息する野鳥の半数314種類が絶滅するおそれがあると警告する報告書を発表した。

 

 過去30年に及ぶ市民参加型の野鳥観察によって生まれた報告書では、アメリカとカナダに生息する588種類の野鳥について、種類別に気候への適合性を分析する地図を制作。その結果、314種類が生息地を失うおそれがあることが明らかになった。

 

 そのうち126種類は、行き場を失って絶滅、残り170種類あまりも、アメリカ最北端の地域やカナダに生息地を移すものの、植生の違いなどから移住先で絶滅の危険をはらんでいると警告している。

 

 協会では気候に基づく絶滅の恐れがある野鳥についての独自のリストを作り、今後30年間で半数以上が消失する恐れがある「気候絶滅危機種」と、今世紀末までに半数以上が消失すると予測される「気候絶滅危惧種」に分類。

 

 今後は気温上昇や湿度の変化によって、食料状況や競争関係がどう変化するかなど、さまざまな側面を掘り下げて分析を続けていくとしている。

 

 

 

 

 あなたにオススメの記事