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北欧では「ボブ・ディラン」を論文に引用するのが流行中?

 お堅い印象のある大学や公的機関の研究論文。だが、スウェーデンの著名な研究所では、日本でも人気の高いミュージシャン「ボブ・ディラン」の曲を論文タイトルに引用することが研究者たちの間でトレンドになっている。

 

 その不思議な研究者は、ストックホルムにある「カロリンスカ研究所」。ノーベル賞の生理学医学部門の選考委員会があることでも知られる、スウェーデン最大の医科大学だ。

 

 きっかけは17年前。1997年に発表された、薬理学部門の研究者による「一酸化炭素の発火現象~答えは“Blowing in the Wind(風に吹かれて)”」が最初だった。翌年には別の研究者が「ポスト分子時代における心臓病学“Tangled up in Blue(ブルーにこんがらがって)”」を発表した。

 

 2003年には生理学研究者がそのものずばりの「“Blood on the Tracks(血の轍)”、つまり“A Simple Twist of Fate?(運命のひとひねり)”」という論文を書き上げた。研究者同士はそれまで個別に曲の引用を楽しんでいたが、ここへきてようやく互いの存在に気づき、今では定年退職までにどれだけこの類の論文を書き上げるかを競い合う始末。

 

 「偉大なミュージシャンの言葉によって、科学論文が多くの人に親しんでもらえるきっかけになれば」と研究者の一人は夢を語る。

 

 当サイトでも普段から多くの研究を紹介しているが、こんな遊び心のある論文ならいつでも大歓迎だ。

 

 

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