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「潮吹き穴」で波力発電 世界初方式の実験開始 東大

   東京大学・先端科学技術研究センターは、吹き上げる海水を利用して発電する世界初の「ブローホール波力発電」の実証実験を、福井県越前町で開始した。


   「ブローホール波力発電」は、潮の満ち引きや波の圧力で海水が吹き出す「潮吹き穴」をヒントに、同センターが研究を進めている発電システム。


   海岸の岩盤に穴を掘り、穴に出入りする波の上下動によって起きる風で陸上のタービンを回転させて発電する仕組みで、越前町は日本海の波の強さや地形から研究地として選ばれた。


   昨年12月から、直径1.4メートル、長さ約50メートルの3本の穴を海面に向かって斜めに掘削する工事を進め、今月2日に実験を開始。研究は2012年度から3ヶ年計画で進んでおり、来年3月まで実験を行い、発電量や効率を調べる予定という。


   同センターによると、ブローホール波力発電は大規模な工事が必要ないため経済的で、環境にも優しい。環境省の地球温暖化対策技術開発・実証研究事業にも採択されており、実用化すれば、海に囲まれた日本にはもってこいの発電システムとなりそうだ。

 

         

 

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