歴史

カリブの沈没船 「サンタ・マリア号」の可能性否定

 カリブ海で発見され、15世紀にコロンブスが乗っていた「サンタ・マリア号」ではないかと目されていた沈没船について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、「17世紀以降の新しい造船技術が使われている」と可能性を否定する調査結果を発表した。

 

 この沈没船は11年前にハイチ沖で発見され、海洋探検家のバリー・クリフォード氏によって今年5月、クリストファー・コロンブスが1492年にアメリカ大陸を発見したときに乗っていた「サンタ・マリア号」の可能性が高いと発表して注目を集めていた。

 

 「水中文化遺産の保護に関する条約」に基づいて調査を進めていたユネスコの研究グループは、先月初めに沈没船から回収した船の止め具は銅か青銅製だったとして、「15世紀に作られたサンタ・マリア号よりも、新しい17~18世紀の造船技術が使われている」と報告。

 

 さらに沈没船が発見された場所は、「サンタ・マリア号」が座礁した場所からかなり離れているとしたうえで、可能性を否定した。

 

 ユネスコが出した調査報告について、クリフォード氏は「ユネスコは、現場の海域をもっと広く調査すべきだ。調査には協力する」と不服を唱えている。

 

 

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