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ノーベル物理学賞 青色LED開発の日本人研究者3人が受賞

 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大の赤崎勇教授、名古屋大の天野浩教授、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授の3人に贈ると発表した。日本人の受賞は、2012年に医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授に続く快挙となる。

 

 赤崎氏は、松下電器産業の研究所にいた1970年代から研究を始め、名古屋大教授に転身後の85年、当時大学院生だった天野氏とともに材料の「窒化ガリウム」の結晶化に成功。これが20世紀中には不可能とされた青色LEDの誕生に結びついた。

 

 一方、中村氏は日亜化学工業の社員だった93年、量産化技術を開発。青色LEDの実現によって、既に開発されていた赤、緑と共に「光の三原色」を作り出すことが可能になり、超寿命で消費電力の少ないLEDは、携帯電話や信号、大型ディスプレーなど暮らしのあらゆる分野で普及が進んだ。

 

 物理学賞は2008年に南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3人が受賞して以来6年ぶり。これで日本のノーベル賞受賞者は、米国籍の中村氏と南部氏を含め22人となる。

 

 授賞式は12月10日ストックホルムで開かれ、賞金計800万スウェーデン・クローナ(約1億2000万円)が3人に等分される。

 

 また、今回の受賞を受けて、昨夜、安倍晋三首相は赤崎氏に電話をかけ、「日本の学術のレベルの高さを世界に示すことができた」と祝福の言葉を述べた。

 

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