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世界的な精神医学賞 日本人が 「うつ病研究」で初の受賞

 精神医学の研究分野で世界的な権威とされるドイツの「ゴールデン・クレペリン・メダル」を、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)の樋口輝彦総長が日本人の科学者として初めて受賞した。

 

 「ゴールデン・クレペリン・メダル」は、独マックス・プランク精神医学研究所の創設者で、近代精神医学の基礎を築いたエミール・クレペリンを記念して1928年に制定されたもので、神経伝達物質ドーパミンの発見でノーベル賞を受賞したアルビド・カールソンなどこれまでに18人が受賞している。

 

 樋口総長は、「うつ病の神経内分泌学的研究」の分野で日本とドイツによる共同研究を進めるなど、長年のうつ病研究に対する業績が評価されて今回の受賞につながった。アジア勢としても受賞は初という。

 

 今回の受賞を受けて樋口総長は「近年うつ病を経験した人が増えているものの、客観的な診断方法や治療技術の確立は進んでいない。うつ病とひとくくりにとらえるのではなく、さまざまな多様性を持ったこの病気に細かく対応できる指標や治療法を確立していくのが私の使命だと思っています」と話している。

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