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福島第一 トリチウム過去最大15万Bq検出 台風が影響?

   東京電力は11日、福島第一原発の1〜4号機タービン建屋の海側にある観測用井戸で、放射性トリチウムが1リットルあたり15万ベクレルと、これまでで最も高い値で検出されたと発表した。


   問題の観測用井戸は「No.1-17」と呼ばれるもので、9日に採取した地下水から1リットルあたり15万ベクレルを検出。前回採取した2日時点では同1万4000ベクレルで、約10倍に急上昇したことになる。


   これまでの最大値は、1月20日採取の同3万2000ベクレルだった。放射性トリチウムの海への排出基準は同6万ベクレルで、今回の値は大きく上回っている。


   敷地内では他にも、汚染水が漏れたタンクの近くに設置した井戸で、7日に採取した地下水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)が同9万5000ベクレル検出された。前回の5日時点では同720ベクレルで、実に約130倍もの急上昇だ。


   いずれの濃度上昇についても、東電は「台風18号による大雨の影響が考えられる」としている。大型で非常に強い台風19号が日本列島に接近する中、さらなる影響が懸念される。

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