火山
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噴火予知連 八甲田山・十和田・弥陀ヶ原3火山も24時間監視へ

 火山の観測体制を強化し、情報提供のあり方を見直すための検討を行う気象庁の火山噴火予知連絡会は19日、専門家による会合を開き、青森県の八甲田山、青森県と秋田県にまたがる十和田、富山県と長野県にまたがる弥陀ヶ原(みだがはら)の3火山を新たに24時間の監視対象に加えることで合意した。

 

 気象庁では現在、全国110火山のうち、47火山について24時間体制で観測している。今回、新たに監視対象とすることにした八甲田山では今年5月の調査で地熱によって植物が枯れた地域が確認されたほか、十和田では今年1月十和田湖を震源とする地震が頻発した。そして弥陀ヶ原では、今年9月以来、火山ガスの噴出が活発化しているという。

 

 さらに御嶽山の噴火を受けて、予知連では従来よりわかりやすい火山情報の提供システムについても検討を進めている。従来の「噴火警戒レベル1(平常)」が、火口内で火山灰が噴出する可能性を示すものであるのに対して、一般市民にとっては「安全」と誤解しやすく、御嶽山の噴火でも多くの登山者が犠牲になったばかり。

 

 こういった反省から、予知連では観測体制の強化とともに、火山活動の変化をわかりやすく市民に伝えるための「火山速報(仮)」の創設などを盛り込んで、今月末に気象庁へ「緊急提言」を行う予定だ。