防災知識

消防ヘリの映像を通信衛星から直送 京都市で全国初導入

 京都市消防局は28日、ヘリコプターで撮影した映像を通信衛星を介して伝送する「ヘリサットシステム」を全国で初めて導入し、運用を始めた。山岳地帯などで災害が起きた場合でも、被災地の様子を迅速に伝えることができる。

 

 消防ヘリによる映像はこれまで、地上のアンテナを経由して自治体や首相官邸、防災機関などに伝送。アンテナの設置に時間と費用がかかるため、空白地帯が全国に広く存在していた。2004年の新潟県中越地震では、山間部への陸路が遮断されて可搬式アンテナなどを持ち込めず、被災地の状況把握に手間取ったという。

 

 総務省消防庁はこの問題を解決しようと、同システムの開発、実用化を検討してきた。今回、京都市消防局のヘリ1機が第1号に決まり、28日に消防庁からシステムの引渡し式が行われた。

 

 今後、各地の消防ヘリにも順次搭載していくという。

 あなたにオススメの記事