震災復興

福島・浪江町の避難区域再編 一部で立ち入りが可能に

 福島第一原発の事故で福島県浪江町に設定された避難区域が1日、放射線量に応じて3区域に再編された。一部で立ち入りが可能になったが、避難指示は継続される。

 

 区域再編は原発周辺の11市町村で9つ目。

 

 政府の原子力災害対策本部によると、海沿いの「避難指示解除準備区域」(年間積算線量20ミリシーベルト以下)、平野部の「居住制限区域」(20~50ミリシーベルト)、山間部の「帰還困難区域」(50ミリシーベルト以上)――に再編された。

 

 区域再編は、線量の低いエリアから立ち入り制限を緩和してインフラ復旧や除染などを進め、町の復興を促す狙いがある。浪江町でも、帰還困難区域を除くエリアでは、日中に限って住民が立ち入ることができるようになった。

 

 ただ、汚染土の中間貯蔵施設の設置のめどが立たないなど国の除染計画には遅れが生じており、住民がいつ帰還できるかは定かではない。双葉、川俣両町では地元の意見調整が難航し、区域再編の具体的な日程も決まっていない。

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