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インフル患者が全国で72万人 昨季より1カ月早い流行

 全国的に流行しているインフルエンザについて国立感染症研究所は26日、今月21日までの1週間で報告された患者数の平均が15.17人に達し、1道1都2府39県で注意報レベルを超えたと発表した。全国で注意報レベルの10人を超えるのは昨シーズンより1カ月早い。

 

 国立感染症研究所によると、全国5000カ所の定点医療機関から報告された患者数は今月15日から21日までの1週間で計7万4752人となり、前の週の2倍に増えた。都道府県別に見ると、埼玉県で35.38人、北海道で25.95人、岩手県で24.73人、奈良県で23.85人、神奈川県で22.48人、東京都20.60人、千葉県20.36人と首都圏の4都県を中心に急増している。

 

 さらに定点以外を含む全国の医療機関でこの1週間に受診した患者数を推計すると約72万人となり、前週の推計値よりも倍増。年齢別では、5歳から9歳が約17万人、10~14歳が約18万人と未成年が多い。厚生労働省によると全国の保育園や小中高などで学年閉鎖や学級閉鎖があった施設は、これまでに5463施設にのぼり、このうち88校が休校しているという。

 

 注意報レベルを超えている地域は1道1都2府39県に及び、昨シーズンに比べると1カ月早く、これまでに検出されたウイルスのうち、高齢者がかかると重症化しやすいAH3型の「A香港型」が全体の9割を占める。


 国立感染症研究所では「年末年始は帰省ラッシュにより、首都圏で蔓延したウイルスが地方へ移り、全国で一気に流行が拡大するおそれがある。今の流行の中心は小中学生だが、正月は祖父母などに会う機会も多く、感染が広がる可能性が高い」として、手洗いの徹底など予防を呼びかけている。

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