宇宙

"宇宙に浮かぶスマイル"をハッブルが撮影 正体は輝く銀河団

   米航空宇宙局(NASA)のハッブル望遠鏡がとらえた膨大な写真データの中から、まるで宇宙空間に浮かぶ「スマイル」のような一枚が見つかった。


   ハッブル望遠鏡は1990年、スペースシャトル「ディスカバリー号」によって打ち上げられ、地上約600キロの軌道上を周回しながら、20年以上にわたって遠く離れた宇宙の姿を観測している。


   これまでに撮影された写真データベースは公開されており、今回の一枚はその中から「隠された財産」を探し出すコンテストを通じて見つかった。


   宇宙空間で笑顔のマークのように見えるのは、「SDSS J1038+4849」と呼ばれる銀河団。遠く離れた銀河が2つの目のように輝き、銀河団の間の強い重力で周辺の時間や空間がゆがむ「重力レンズ効果」によって、笑った口元が形成されている。


   さらには、顔の輪郭まである。これは物理学者アインシュタインの一般相対性理論から導かれる「アインシュタイン・リング」とよばれる現象で、天体の重力が空間をゆがめ、レンズのように光の経路を曲げることで現れるという。

    

 

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