歴史
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福井でまた新種の恐竜化石発見 国内では6種目 イグアノドン類

 福井県は、2008年に勝山市の発掘現場で見つかった恐竜の化石が、草食恐竜イグアノドン類の新種「コシノサウルス・カツヤマ」として認められたと11日までに発表した。この発見で日本の新種恐竜は6種類にのぼり、このうち4種類が福井県で見つかった。


 福井県立恐竜博物館によると、新種の恐竜の化石は、2008年8月勝山市北谷町にある1億2000万年前の白亜紀前期の地層から見つかった。発掘されたのは上あごの骨や大腿骨の一部で、全長3メートル程度の子供の骨とみられている。

 
 同博物館によると、これらの化石が見つかった地層からは、かつて「フクイサウルス」の化石が発掘されたことから、「コシノサウルス・カツヤマ」も当初はフクイサウルスだとみなされていたという。


 その後、柴田正輝研究員らの調査で、歯の特徴から新種として認められた。研究グループでは「コシノサウルス・カツヤマ」は、イグアノドン類がハドロサウルス科に進化していく過程の初期に生息した種類だとみている。


 同博物館では「同一地層から恐竜の化石が2種類見つかることは国内では初めて。今回の発見で、勝山市北谷町は多様性に富んだ恐竜の産地として今後は世界的に注目されていくと思う」と話し、12日から化石の展示を始めた。


 なおこの論文は、国際的な動物分類学誌「Zootaxa」電子版に掲載された。