防災知識

すべての小中学校で防災宿泊体験 東京都文京区

 東京都の文京区教育委員会は、今年度から2年間で、すべての区立小中学校で防災宿泊体験を実施する。

 

 文京区では東日本大震災の際、校外学習に出ていた生徒が渋滞に巻き込まれたり、帰宅困難に陥った保護者と連絡が取れず、交通機関が動かなかったりしたため、帰宅が翌朝になったケースがあったという。

 

 この教訓を踏まえ、区教委は、大人が近くにいない時に災害が起きても身を守れる力を養おうと、防災宿泊体験の導入を決定。独自に実施した区内の小学校5校の取り組みを参考にガイドラインを作成し、昨年度、各校に配布していた。

 

 訓練の対象となるのは全30校の小学4年生と中学2年生。プログラム内容は学校ごとに異なるが、在校中災害が発生し、帰宅できなかったり避難生活になった場合を想定し、食事や物資の仕分け、救出活動などを体験する。

 

 区教委の景山与賜也統括指導主事は「震災の教訓を生かそうと、学校現場の避難訓練がより実践的な内容に変わろうとしている。いざというときの対応力を高めたい」と話している。

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