軍事

北朝鮮 最後通牒するもミサイル発射直前の兆候なし

 北朝鮮は16日、韓国への「最後通牒状」を公表し、「予告なしの報復行動」(ラジオプレス)などを表明したが、懸念される中距離弾道ミサイル「ムスダン」については、「発射直前の状態にはない」との見方がある。

 

 ムスダンは、北朝鮮の開発した大陸間弾道ミサイル「テポドン」などよりも短時間で発射態勢に入ることができるものの、液体燃料の注入などの直前準備作業により、日米が偵察衛星などで捕捉できる程度の時間的余裕はあると見られている。

 

 防衛省はすでにムスダンに対する「破壊措置命令」を自衛隊に発令し、「万が一の事態」に備えているが、軍事関係者によれば、現在のところ「発射直前準備」の兆候は捉えられておらず、21日の米韓合同演習が終わるまで、こうした緊張状況が続くとの見通しを示している。

 

 差し迫った危機はないものの、万が一、ムスダンが発射された場合、距離が短いことや攻撃目標(範囲)を特定できないことから、現在配備されているPAC-3で迎撃できる可能性は必ずしも高くないとも見られており、今後の米韓の対応が注目される。

 

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