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津波に強い海岸堤防を作る「FRESH BANK工法」 フジタ

 土木工事などに実績のある建設会社のフジタは12日、津波に対して耐久性や減災効果の高い海岸堤防を設置するための「FRESH BANK工法」を発表した。

 

 この工法は同社オリジナルの「砕・転圧盛土工法」を発展させ、海岸堤防を防護するというもの。土の上にブロックを敷設した従来の堤防では、東日本大震災の津波で損傷したものも見られたが、今回のFRESH BANK工法で作られた堤防は、京大防災研究所で30回行われた津波の越流実験でも全く損傷が見られないなど、海流の侵食に対して粘り強い構造が証明された。

 

「砕・転圧盛土工法」自体は、これまでも全国のダムやため池11ヶ所で採用されている。その一つ、宮城県加美郡菜切谷(なぎりや)池の堤防では、震災時も全く被害はなく、地震の揺れに強いことも実証済み。条件の悪い場所でも工事がしやすいため、すでに設置されている海岸の堤防補強にも幅広く活用できる。

 

 東日本大震災を機に国は、津波が堤防を越流した後の耐久性も重要視するようになった。同社では、それに適合した工法として普及に努めるという。

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