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第7回 人と人を結ぶ義援の輪

日本赤十字社。


皆さんも一度は耳にしたことがあるはずです。

同社は日本赤十字社法という法律によって定められた法人で、福祉や医療、災害救護など、さまざまな奉仕活動を行っております。
東日本大震災のときには、日本赤十字社を通して義援金を送られた方も多いでしょう。

 

「自分が寄付したお金は、ちゃんと被災者たちに渡っているの?」

「東日本大震災の時テレビに映っていた『赤十字』マークをつけた人達はだれ?」


ふと疑問には思いませんでしたか?

あるいは、被災地の皆さんはこう思われたかもしれません。

 

「日本赤十字社はどんな活動で私たちを助けてくれるの?」

 

テレビやネットで名前はよく見かけるが、日本赤十字社の活動って実態がいまいちよくわからない。

本日は、日本赤十字社の活動のひとつである『義援金』について学びましょう。

 

 

 

そもそも義援金って何なの?

被災された人たちにお渡しするために、一般の人々から寄せられる寄付金です。

<ポイント>
お見舞いの性格を持ち、また被災者の当面の生活を支えるものです。
皆さんから集められた寄付金のことでその全額を被災地に送っております。

 

 

 

被災地に暮らしてる人なら誰でも貰える?

亡くなられた方のご家族や住居が倒壊された方などです。

<ポイント>
配分の対象は、義援金の配分時に被災県等の配分委員会で決められます。

 

 

 

金額はいくらになるの?

災害によって異なります。

<ポイント>
集まった義援金を全額配分しますので、災害によって変わります。

 

 

 

住居の倒壊というのは一律ですか?

半壊や全壊などで変わる場合が多いです。

<ポイント>
配分については、『亡くなられた方や行方不明者に1』、『家が全壊の世帯に1』『家が半壊の世帯に0.5』といったように事前に指数を設定しておき、それに合わせて日赤等から被災県等に送金されます。

※上記の指数はあくまで目安です。

 

 

 

金額は被災地で一律でしょうか?

原則的には同じです。

<ポイント>
しかし、各自治体が独自で義援金を募ってる場合がありますので、その加算分によって差がある場合がございます。

 

 

 

そもそも義援金の募金は何をキッカケに始めるの?

原則として、災害救助法が適用されるような災害が起きたときです。

<ポイント>
同法が適用されるような甚大な災害が起きたとき、日赤だけでなく、被災した自治体、共同募金会やNHK、NHK厚生文化事業団などと協議して募金の開始を決定します。

 

 

 

いざ自分が被災した場合は、どうすればよい?

住民票のある各市区町村へご連絡お願いします

<ポイント>
日赤などに寄せられたお金は、各自治体を経由して、被災者の皆さんへ届けられます。その際は、銀行振込が中心となります。

 

 

 

何か書類は持っていくの?

各種証明書が必要となります。

<ポイント>
死亡のときは死亡届書、家屋の倒壊には罹災証明書など。
それと受取人のご遺族の方は、本人確認書類もご用意いただきます。
震災でなくしてしまった場合は、自治体の窓口へお尋ねください。

 

 

 

災害からどれぐらいの期間で配分されるの?

ある程度集まった段階で送金と配分のタイミングが決定します。

<ポイント>
東日本大震災のケースでは2011年4月に第一次配分が決定しました。

 

 

 

義援金の受取は一度だけ?

追加で配分がある場合は、何度でも大丈夫です

<ポイント>
寄付金が集まり、配分が決定したらその度に受け取れます。

 

 

 

義援金以外にも何か被災地へのフォローは?

日本赤十字社では、医療スタッフの派遣やこころのケア活動などもしております。

<ポイント>
たとえば、震災後に保健所の機能が低下した自治体と協議の上、看護師を被災地の借上住宅へ派遣し、避難されている方々の健康調査などをしております。

 

 

 

よく海外の赤十字からもお金が届くみたいな報道がされるけど…

海外救援金というカタチで海外の赤十字から支援が届いています。

<ポイント>
「海外救援金」とは、日本国内で個人や法人の方から募る「義援金」とは別に、海外の赤十字が日赤の被災地での活動を支援するために募金したものです。


日本国内で募った義援金は全額被災者の皆様へ資金として配分されますが、世界の赤十字からの「海外救援金」は、東日本大震災では被災した方への家電製品を送るなどの生活再建支援や仮設体育館の整備等教育支援などに活用されています。

 

 

 

<まとめ>

日本赤十字社には、「人間を救うのは、人間だ。」とスローガンが書かれていました。
何があるか分からない人生です。
このスローガンの通り、世界中に助け合える風土が今以上に醸成されていければ幸いですね。

 

義援金は、義捐金とも書きます。もともとは、義捐金を使っていたのですが、「捐」と言う文字が常用外で新聞協会による代用漢字が「援」だそうです。


「義」は正しい行い、「捐」は捨てるという意味です。
なぜか、正しく助ける「義援」のほうがしっくりきますね。

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