Loading

  • マネー

日本は地震大国です。

できることなら一生遭遇したくはありませんが、東北の街や村が津波に呑み込まれた映像は皆さまも一生忘れることはできないでしょう。

 

では、そのとき国は何をしてくれるのでしょうか?

 

「気になる制度」「知られていない制度」など災害時に役立つマネー情報を皆さんと共に考えていきたいと思います。

 

第3回 災害によって大きなケガを負ってしまったら?

地震や津波などの災害に遭遇した場合、ケガを負ってしまうリスクは誰にでもあります。

 

治療にかかれば治るケガなら良いですが、

体に一生障害が残ってしまうような大ケガをしてしまったら…

自分の生活や家族の生活は一体どうなってしまうのでしょうか?

 

そこで今回は、災害による障害を負ってしまった場合に国が保障してくれる『災害障害見舞金』について都内区役所に伺ってきました。


前回の災害弔慰金と同様にQ&Aで進めていきましょう。

 

 

 

 

詳しく知ろう! 災害障害見舞金 Q&A

 

 

 

災害障害見舞金って、入院中の患者さんに見舞い金が支払われること?

入院中とは限りません。

<ポイント>
自然災害により、障害を負った方に払われます。
入院中でなくとも申請が可能です。

 

 

 

障害とは、どのような状態?

日常生活が困難な方となります。

<ポイント>
医師の診断書によって判断されますが、たとえば両眼を失明された方が対象となります。
他には、両手や両足を切断されたり、かなりの重傷者に下りる制度となります。

 

 

 

災害による障害ってどんな状態が該当するの?

国の指定する9つの項目に該当する場合となります。

<災害障害見舞金に該当するケース>
1. 両眼が失明したもの
2. 咀嚼及び言語の機能を廃したもの
3. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
4. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
5. 両上肢をひじ関節以上で失つたもの
6. 両上肢の用を全廃したもの
7. 両下肢をひざ関節以上で失つたもの
8. 両下肢の用を全廃したもの
9. 精神又は身体の障害が重複する場合における、当該重複する障害の程度が前各号と同程度以上と認められるもの

     

 

 

 

国の指定する9項目で失明はわかるけど、「咀嚼の機能」とはどういうこと?

食事を摂れなくなることです。

<ポイント>
もう1つの「言語の機能」とは、言葉を話せなくなる状態のことです。

 

 

 

神経系統とか胸腹部臓器の障害ってどういう状態?

脳や脊髄、内蔵器官に大きな障害をきたした方を指します。

<ポイント>
それによって常に介護が必要になるような状態を指します。

その他は下記の状態となります。

いずれも医師の判断が必要となります。

 

5. 両上肢をひじ関節以上で失つたもの

6. 両上肢の用を全廃したもの
7. 両下肢をひざ関節以上で失つたもの
8. 両下肢の用を全廃したもの

 ⇒手足のどこかに不自由がある状態の方となります。

 

9. 精神又は身体の障害が重複する場合における、当該重複する障害の程度が前各号と同程度以上と認められるもの

 ⇒心身の衰弱により日常生活が困難な重症者の方が該当します。

 

 

 

 

判断が難しいケースも多そう。 その場合どうすればいいの?

被災による障害が<災害障害見舞金に該当するケース>にあてはまると思う場合には、窓口へご相談ください。

<ポイント>
相談窓口は市区町村となります。
電話口で『災害障害見舞金について』と一言添えて取りつないでもらうのがよろしいかと思います。

 

 

 

お金は誰が支払ってくれる?

国です。

<ポイント>

前回の災害弔慰金と同じく、これは国と地方自治体の保障制度です。
窓口は市区町村になりますので、電話をかける際は役所の代表番号へおかけください。

 

 

 

いくらもらえるの?

上限は250万円か125万円です。

<ポイント>
世帯を支える収入のある方が250万円でそれ以外のご家族には125万円が上限となります。

 

 

 

共働きの場合、上限金額は同じ?

収入の多い方が250万円となります。

<ポイント>
戸籍の名義上が世帯主でも、受給額が125万円となるケースもございます。

 

 

 

子供や祖父母は対象となる?

なります。

<ポイント>
住民票に登録された方ならご本人様の収入の有無は関係ありません。

 

 

 

受け取る資格があるのは?

障害を負ったご本人様です。

<ポイント>
本人が受け取れない場合には、代理人による申請も可能です。
委任状が必要となりますが、各市区役所にご相談ください。

 

 

 

どうやって受け取ればよいの?

銀行口座への振込となります。

<ポイント>
どうしても現金支給をご希望の場合は、各自治体に相談となります。

 

 

 

災害後に時間が経過してからでも保障される?

保障されます。

<ポイント>
医師の診断書などは必要となります。

 

 

 

災害の定義って?

被災証明書が発行されるようなケースとなります。

<ポイント>
具体的には、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波その他の異常な自然災害です。

 

 

 

 

他に救済制度はある?

ありません。

<ポイント>

しかし、障害者認定が受けられるケースも考えられます。
これにつきましては、各市区町村の福祉事務所へご相談ください。

 

 

 

<まとめ>

国や地方公共団による支援制度は大変ありがたいことではあります。
しかしながら、災害障害見舞金については「保障の範囲が狭い」ため、少々残念な気持ちです。

もし皆さんが、こうしたケースでの保障を望むのでしたら、現在ご加入の生命保険に傷害特約を付加する方が得策でしょう。


たとえば
「両眼の視力を全く永久に失ったもの」
「言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの」
という第1級認定のつくものは、1,000万円が支払われます。

(※傷害特約の保険金が1,000万円の場合)

 

ほかにも第2級から第6級まで。
金額にして700万円から100万円の設定があり、仮に障害状態が少ない場合でも保障はございます。

なにより傷害特約の最も大きな特徴は、自然災害だけではなく、自動車事故、火災などの人的災害も対象となることです。

私が生命保険の人間だからお勧めするワケではございません。
ただ、割安であることは間違いないので皆さんも一度機会がありましたら、ご自身の担当者さんに話を聞くとよいでしょう。


国の支援は、本当に必要だし、とても重要な制度だと思います。
今後、更なる充実を願ってやみません。

ページのTOPへ