地震

30日夜の小笠原諸島西方沖地震 震源682キロに修正 Mは8.1 気象庁

 小笠原諸島西方沖で5月30日午後8時24分ごろに起きた地震について、気象庁は31日、地震の規模を示すマグニチュード(M)を当初の発表の8.5から8.1に、震源の深さを約590kmから682kmに修正すると発表した。


 1885年の観測開始以来、日本周辺で発生したM8以上を観測した地震としては、2011年の東日本大震災に次いで15番目となった今回の地震は、47都道府県すべてで初めて震度1以上を記録した。


 気象庁によると、震源の深さ100km程度より深い場所で発生する「深発地震」では、沈み込むプレートに沿って地震波が伝わりやすくなるので、震源の真上よりも、震源から離れた場所で揺れが大きくなる傾向があり、これを「異常震域」という。


 また、現在、震度の推定に使われている計算式を深発地震に適用すると、実際よりも大きく計算されるなどの問題があり、正確な震度の推定は難しいといわれている。


 一方、今回の地震で高層ビルなどでの揺れの度合いを示す「長周期地震動」は神奈川県東部、長野県中部のほか、小笠原や八丈島で「階級2」を観測した。長周期地震動は、通常の地震よりも長い周期で揺れる震動のことで、高層ビルや石油タンク、長大橋などの巨大建築物に影響を及ぼす。気象庁によると「階級2」だと、キャスター付きの家具が動いたり、高層階では物につかまらないと歩行困難になるなどの状態になる。


 総務省消防庁によると、地震に伴う負傷者は31日現在、東京で火傷や転倒など8人、埼玉県で頭部打撲など2件、神奈川県で肋骨骨折と左足指骨折など2件の合計12件。また東京都内では、エレベーターの急停止に伴ってワイヤーが過熱するなどの火災が1件報告された。

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