宇宙

金星探査機「あかつき」4回目の軌道修正へ JAXA

 今年12月に金星の周囲を回る軌道投入を目指す無人探査機「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、今月17日から31日にかけて3回にわたって姿勢制御用のエンジンを噴射して最終的な軌道修正を行うと発表した。


 2010年5月に打ち上げられた「あかつき」は、同年12月に金星の周回軌道に入る予定だったが、メインエンジンの故障で失敗。金星を通過してしまったため、以降は太陽を周回しながら、探査機の底に搭載した姿勢制御用のエンジン4本を使って、じょじょに軌道修正し、再び金星に近づくチャンスを待っていた。


 今年12月7日の軌道への再投入時には、探査機の頂部に搭載している小型の姿勢制御用エンジン4本を使う予定だが、JAXAによるとこれらのエンジンはこれまでに長時間燃焼させた実績がないため、今月17日からの軌道修正時には性能試験を兼ねて噴射を試みるという。


 あかつきが今回の軌道修正を成功させ、来月29日に予定している太陽への最接近を無事通過できれば、12月7日に金星の周回軌道に再投入を図る予定だ。

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