医療技術

給食のイワシでヒスタミン中毒 東久留米の保育園 東京都

 東京・東久留米市内の保育園で7月30日に給食で出されたイワシを食べた園児28人と職員1人が口の周りが赤くなるなどの症状を訴えていたとして、多摩小平保健所は8月3日、「ヒスタミンによる集団食中毒」と断定した。


 保健所によると、集団食中毒が発生したのは東久留米市内のしおん保育園で、先月30日午前11時半ごろに給食を食べた園児ら29人が、正午過ぎから夕方にかけて、頭痛や口のまわりが赤くなるなどの症状を訴えた。


 園児らは給食で出た焼き魚を食べた際に「からい」と言っており、保健所で調べたところ、残りのイワシからヒスタミンが検出された。このため東京都はこの保育園に対し、8月4日までの4日間、食事の供給を停止する処分とした。


 ヒスタミン食中毒とは、ヒスタミンを含むマグロやサバの刺身のほか、イワシやサンマなどの乾物やサバ缶などで多く見られ、食べた直後から1時間以内に、口の周りや耳たぶが赤くなったり、じんましんや頭痛、嘔吐や下痢などの症状を起こし、重症の場合は呼吸困難や意識不明になることもあるが、死亡に至ったケースはないという。


 食品中にヒスタミンができていても、匂いや外見に現れることはないが、大量にできると舌がピリピリしびれることがある。東京都は生の赤身魚は常温で放置せず、解凍する際にも冷蔵庫で解凍するよう呼びかけている。

 あなたにオススメの記事