医療技術

割烹旅館でサルモネラ菌の集団食中毒 東京・羽村市

 東京都は8月4日、羽村市内の割烹旅館で先月末に食事をした3グループ計40人が、嘔吐や下痢などの症状を訴え、このうち7人からサルモネラ菌が検出されたとして、集団食中毒だと断定した。


 食中毒が発生したのは、羽村市羽中の割烹旅館「玉川苑」。都の福祉保健局によると、7月25日と26日にレストランを利用した3グループが、25日から29日にかけて下痢や発熱などの症状を訴えた。患者は4歳から88歳までの男女40人で、なかには法要帰りに利用した親族11人もいた。


 西多摩保健所は当初、食中毒と感染症の両面から調査していたが、それぞれのグループが別々に行動していて、共通したのが玉川苑での食事しかなかったことから、食中毒と断定。


 利用客7人からサルモネラ菌が検出されたほか、施設内で黄色ブドウ球菌も検出された。当日、客に提供されたメニューには、冷やしとろろや刺身、焼き魚などが出されており、都では、原因食品の特定を急ぐとともに、調理場の従業員についても調べている。


 なお、東京都は玉川苑を3日から4日間の営業停止処分とした。


 サルモネラ菌は、鶏や豚、牛などの動物の腸管や下水などに生息し、汚染された肉や卵を材料とした食品が原因で発症する。生卵入りのとろろ汁やオムレツ、玉子焼き、自家製マヨネーズなど、十分に加熱していない卵を使った料理での発症が多いことから、都では「卵は新鮮なものを使い、生食する場合は割った後にすぐに調理してほしい」と呼びかけている。

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