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新国立競技場 ザハ氏 再び公募に参戦「2年間を無駄にしない」

 2020年東京五輪・パラリンピック大会のメイン会場となる新国立競技場の建設をめぐって、白紙撤回される前の当初の計画案で設計を担当していた日建設計(東京都)は7日、従来のデザインを担当したザハ・ハディド氏が率いる建築事務所とチームを組んで、新計画の公募に参加すると発表した。


 イラク出身の建築家ザハ・ハディド氏の案は、2012年11月に行われた新国立競技場デザインの国際コンペで採用が決定。翌2013年5月から、日建設計や日本設計など4社の設計会社でつくる共同企業体(JV)で基本設計や実施設計を開始したが、総工費が当初の予算を大幅に上回ったことに批判が集まり、政府は今年7月、計画の白紙撤回を決定した。


 遠藤利明五輪担当相は先月、総工費の上限を1550億円とする新計画をまとめ、今月1日から設計と施工を一括して行う業者の公募を始めた。


 日建設計は7日、「工期とコストが優先される今回の公募では、過去2年間に蓄積した知見と経験を最大限に活用することが望ましい」として、ザハ氏と再び設計チームを組むことを公表した。


 ザハ氏は新デザインに関する考え方をまとめた動画を発表し、「過去2年間にわたって考え抜かれたデザインの基本的な方針を変えることなく、より低い予算に合わせて再デザインすることで、1からデザインをやり直すリスクを避けることができる」と説明し、公募には当初のデザイン案を修正して出す考えを示した。
 

 政府は今年12月末までに設計業者を選び、来年1月に事業協定書を結ぶ予定。

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